31. 折り紙好きな名無しさんからの質問:
カラペって何ですか?
答え:
カラペ[からぺ]
飛騨の唐部村に代々伝わる特種紙「唐部紙」の俗称。近年、技術改革により生まれた「新唐部紙」に移行中ではあるが、重量が微増しているなどの性質の違いから旧唐部紙を惜しむ声も多い。
主に昆虫やミニチュア作品、30cm龍神の制作に使用される。
--民明書房刊『改訂・世界の奇紙』より
唐部紙職人の朝は、早い 。
「好きで選んだ仕事ですから」
「30年前は何十もの工房が軒を連ねたこの村だが今では職人は私一人になってしまった」
「やっぱり一番うれしいのは折ってもらった作品を見た時だね、この仕事やっててよかったなと」
唐部紙職人・臼井洋史氏談
--民明放送『八百万の紙々』より
32. 折神好きな名無しさんからの質問:
折神になってやるぜ!!
答え:
33. 素敵な奥様な折り紙好きさんからの質問:
夫が折り紙ばかりして私を相手にしてくれません。どうすれば振り向いてもらえますか?
答え:
そこまで折り紙が好きな人間を、折り紙以外の事で振り向かせるのは難しいかもしれません。
という事で、あなたが誰もが振り向かざるを得ないようなすばらしい折り紙作家になればすべて解決します。
34. 折り紙好きな名無しさんからの質問:
折り図を描くのにFreeHandを使っていると聞きましたが、なぜIllustratorを使わないのですか?
答え:
FreeHandの方が自由だから。
残念ながらIllustratorは、重なっているオブジェクトの選択・編集が苦手です。また、パスの操作や複数ページの扱い、図形の検索機能はFreeHandの方が上でしょう。 Illustratorも悪いソフトではありませんが、今のところは上記の理由等により折り図制作にはFreeHandの方が向いていると考えます。あとIllustratorは操作の仕様にどうにも納得できない点がいくつかあるのがちょっと……
35. 素敵な奥様な折り紙好きさんからの質問:
海外でのヲタクブームの火付け役になった神谷さんに質問です。折っている最中の自分を想像した場合どんな気分になりますか???
答え:
いつもの紙を折っている自分がいます。それ以上でもそれ以下でもありません。ちなみに火をつけた覚えはないのだが……
最後に一言。「ちなみに私はアニメマニアではなくコンピューターゲームファンです。」(未完亭オリスキー)
36. 折り紙好きな名無しさんからの質問:
蛇腹の展開図が折り畳めません。良い方法はありませんか?
答え:
蛇腹に関して言えば、あります。一気に全体を折ろうとするから難しいのです。一部分から始めて、順番に大きくしていけば良いのです。
具体的な手順としては、
- 展開図の正方形(もしくは長方形)の好きなカドを選ぶ。
- 1×1のグリッドの紙を用意して、選んだカドから1×1の折り筋で折り畳む。
- 2×2のグリッドの紙を用意して、選んだカドから2×2の折り筋で折り畳む。
- 3×3のグリッドの紙を用意して、選んだカドから3×3の折り筋で折り畳む。
- 以下必要な等分数なるまで繰り返す。
例(龍神の場合)
193. 192×192のグリッドの紙を用意して、選んだカドから192×192の折り筋で折り畳む。
37. 折り紙好きな名無しさんからの質問:
折り紙四天王って誰ですか?
答え:
-
同じくらいの世代の作家4名をまとめて呼ぶ際の名称。(一部で)四天王と呼ばれている人たちは、
- 古くは笠原氏による、川畑氏、西川氏、目黒氏、吉野氏の探偵団四天王(仮称)。
- 続いては神谷、小松氏、北條氏、宮島氏の学会四天王(仮称)。
- 最新(?)の四天王は、TVチャンピオンで定着してしまった勝田氏、金沢氏、堀口氏、宮本氏の新世代四天王。
なお、協会四天王もいるのかもしれませんが、寡聞にして知りません。次世代四天王……はもう少し先か。
- 韓国のアニメ折紙戦士の登場人物、ヘイラン・ロウ、ブルータス、ブリジット、ホンナンの四人。
- 北條高史さんがその内に創作するであろう(というかもう一つはつくってる)作品群。
余談ですが、エンゲル、モントロール、ラング、ワイスのアメリカの作家4人はビッグ4と称された事があります。
38. 折り紙好きな名無しさんからの質問:
折り紙業界って閉鎖的ではありませんか?
答え:
難しい質問ですね。そもそも「業界」というほど大きい世界なのかという問題はおいておいて、一応真面目に。
まず、(まだ)市場の小さい世界である以上どうしようもない事もあり、至らない所はあるかとは思いますが、基本的には来る者拒まずという姿勢のはずです。
(質の高い情報は、誰かがそれだけの時間をかけなければ生まれません。また、流通の都合や経済規模の大きさの問題もあり、分かっていても実現が難しい事もあります。)
ですが、もしあなたがそう感じるのであれば、まずはあなたが出来る事から行ってみてはいかがでしょうか?
作家やファンダム(コアなファン)だけでなく、一般的な愛好家も折り紙業界の一部、出来る事はたくさんあります。例えば新しく入ってくる人に対して親切にする事(本の紹介など)。これは今すぐにでも始められます。また、経済規模の問題に関しては、たとえば折り紙の本を買う事は、立派に「折り紙に関する経済活動」を支援しているといえます。
ということで最後に一言、ジョン・F・ケネディの有名な演説より。祖国の部分を置き換えて読んでください。
「祖国があなたのために何ができるかを問うより、あなたが祖国のために何を行うことができるか問うてほしい。」
And so,my fellow Americans: ask not what your country can do for you - ask what you can do for your country.
39. 折り紙好きな名無しさんからの質問:
創作ってどうやるんですか?
答え:
- 「起承転結で学ぶ、創作入門 その1」
- 起:完成形を想像する。
- 承:想像した形をにらみ折り、頭の中で広げていく。
- 転:正方形まで広げる。
- 結:実際に折ってみる。
- 「起承転結で学ぶ、創作入門 その2」
- 起:試。
- 承:行。
- 転:錯。
- 結:誤。
以上。ちなみにネタだけど嘘ではない。
40. 質問:
展開図折りはどうやればいいんですか?
答え:
「折り筋通りに折ればいいだけさ。折りのチャージは無意味だぜ。」