コガシラクワガタ Chiasognathus granti
- 作:神谷哲史
- 創作年:2003.01.24
- 折図 / Diagram:--
- 用紙:Origamido Paper
チリークワガタ。
ミヤマクワガタが作っていて非常に面白かったのでちょっと他にも手を出してみようという事で、とりあえず一番変なやつから手をつけてみました。
細かい部分はともかくとして、カドの出方はなかなか面白いのではないかと思います。
創作中のメモが残っていたのでせっかくなのでおいておきます。
とりあえず、すべてを辺から出すにはカドの数が多すぎるので、下の顎を紙の中から出す事に決定。上の顎は当然カド、となると紙を横に使うという所まで自然に決まってくる。また、今回は細いカドが非常に多いため(というか細いカドだけしかない)蛇腹を使う事にする。無理して22.5度系でまとめてもどうせ後でしずめるんだし。
カド配置だが、とりあえず後ろの方から後脚、中脚、前脚、顎、触角という順番にする事にする。ちょっと面白いのが顎と触角の順番で、顎の間にある程度紙が余るとふんでこうなっています。また、紙の位置的に中脚、顎がカドとなります。
とりあえず24等分で試作、これは脚の部分で9ツルを意識したためです。8*3ですね。 結果、カド配置はOK、全体的なカドの出方のバランスの調整が必要、もう少し細くしたい、という事が分かった。
次に32等分で試してみることにします。今回はカドの長さを先に決めておきます。後ろから後脚5、間1、中脚5、間1、前脚6、間1、顎9、触角3、頭部1、で行くことにする。紙の横が多少余っていますが、そこは適当にくびれに使う事にします。また、頭部1は顎、触角を左右に分ける為に置いてあります。(たまたま余ったという説もある)
結果は成功。3:4:5系の構造を含んだ蛇腹でけっこうきれいにおさまった。この辺が面白いところです。3:4:5に関していえば初めから使わなければいけなくなるような気がしていたので、まあ予定どうりといえます。