創作tips:造形の解像度は、なるべく統一するとよい

創作においては、基本的に作品全体での造形の解像度を揃えた方が良い。

例えば、超精密な頭部に対して、体が中割り折り数回で造形されたものであったら、アンバランスだというのは理解していただけると思います。一部分だけやたらと解像度を上げると、バランスが悪くなることが多いので、例えば歯を折り出すならバランスを取るため指も折るとよいとような感じです。もしくは歯も指も折らないという選択肢もあります。出来る事とやるべき事は同じとは限らないのです。

逆に表現技法として、意図的に一部分の解像度を変えるのもありでしょう。具体的には、異質な物の組み合わせの表現などが考えられます。いろいろ可能性がありそうだけれど、同時にうまく使いこなすのは難しそう。

※「解像度」とは折り紙の完成形の造形の複雑さ・細かさなど。折紙探偵団マガジン75号「ユニッターは原子ヒツジの夢を見るか ~あるユニット作家の独り言~」(川村みゆき)より。

75号 – 日本折紙学会

割と重要な概念で、多分創作する人はなんとなく感覚として持っているはず。解像度という言葉はわかりやすくとてもよい表現だと思う。

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