tipsというよりは、折り図データの状態の指針として。
ドローソフトで折り図を描く場合、基本的に前の図をコピーして図の形に直して進めていきます。ということで、今書いている手順の図だけでなく、その先の手順で修正・編集しやすいデータの状態を意識しておくと、最終的な効率を上げることができます。多分。
具体的には、
- 重なりは線ではなく、なるべくレイヤーを重ねて表現すること(重要)
- 重なりの順番はなるべく実物に合わせること
- 必要ないオブジェクト(裏側で見えない面や折り筋など)などは削除する
- 沈めや立体図で一部分を濃くする場合は、半透明のオブジェクトを利用する
- 拡大図は、クリッピングマスクを活用する
- 部分ごとにグループ化して編集しやすくする
あたりでしょうか。また、副次的な効果として、後々折り図の記号や表現などを修正する時にも楽になります。
なお、完成図や補助的な図などであれば、その図だけの効率で考えてもOKです(完成図は基本的に修正をする必要がない(!!)ので)。またユニット作品などは、正確な重なりを再現するのには限界があるので、線での重なり表現などを使う必要があるでしょう。
先の図を直す未来の自分が楽をするため、一手間を惜しまないように心がけるとよいでしょう。