『超絶のおりがみ』等に掲載されたカモシカの頭部の創作について。なお作業は上野公園にて現地の資料を参考にしながら創作しました。
最初はカエルの基本形からはじめました。これでもそれっぽい形はできる。
もう少しボリュームが欲しかったのでヒダの向きを、対角線からフチ沿いに変更。
毛の表現のためカドの角度を広く。
耳を動かしやすくするため付加したヒダに沈めを追加。
目の周りがうまくまとまらないため、紙に余裕を作るようにツノの位置を変更、外側へスライドさせる。なお、この段階で体はほぼ完成しているので変更したくない。代わりに耳のカドが大きめなのでその辺で調整する。
途中段階。こんな感じに構造を先に決めて、干渉する部分をなんとかまとめる。うまくいかない場合は少し戻ってやり直し。
折り図版の完成。いきなりこの構造ができたわけではなく、試行錯誤を繰り返した結果である。ちなみに、後脚から尾の部分についても、同じようにかなりの試行錯誤を行なっている。こっちは構造ではなく仕上げ側で、最終的には22.5度をベースとした形に落ち着いた。
別記事カモシカ解説 も合わせてご覧ください。
