折り図の重なりは、基本的にはなるべく実物と同じ順番で描くことを強くおすすめします。重なりの調整など少し手間に感じる場合もあるかもしれませんが、先の手順や、修正・変更する場合を考えると、実物通りの順番が一番作業しやすい場合が多いです。
実物と違う重なり順の場合、その図では問題なくても、先の手順で苦労する場合もあります。実例として三角に折ってからの中わり折りを見てみます。
重なりの調整は、パーツごとのグループ化や、「前面/背面にペースト」などの機能を活用するとよいでしょう。というか使わないとかなり辛そうです。
折り図tips:作業中のグループ化
折り図はまとまったパーツごとにグループ化しておいて、編集する時はグループ解除、終わったら再度グループ化しておくと、誤選択などを防ぐなどいろいろと作業しやすい。 例えばウマの図では、頭部、体前面、体背面、尾、前足と後ろ足それぞれ左右でグループ...
折り図tips:前面・背面にペースト
折り図を描く時の、紙や折り筋の重なりの調整方法には、「前面/背面にペースト」を使うと便利です。 選択されたオブジェクトのすぐ上、もしくは下にペーストする機能です。用紙面のすぐ上に折り筋を追加したい場合や、中割り折り等の場合に特定の隙間にオブ...
ちなみに例外として、例えば完成図などの変更が必要ない図であれば、あまり問題にならないケースもあります。特にユニット作品などの場合は実物と合わせようとすると相当な手間がかかるので、完成図等に限れば問題ないように思います。
ということで、「次の図を描く自分のために、正しい順番で重なりを描こう」。