ブリルさんの富士山

IMG_3235英国を代表する折り紙作家、デビッド・ブリルさんの作品の中に「富士山」というものがあります。
伝承のコップを立体化させたような、ちょっと不思議な作品で、折る比率を変えて積み上げたものを富士山に見立てた作品です。

さて、私がブリルさんと初めて会ったのは、箱根で行われた日本折紙協会のシンポジウムでした。
ビバ!シリーズなどでブリルさんの名前はよく知っていたので、あの人がいる!と感動したものです。
ちなみに、これは私が初めて参加した折り紙の集まりでもあります。
そのシンポジウムで、ブリルさんはご当地作品?の富士山を講習を行いました。当日ブリルさんが教えたのは4段目までだったのですが、当時の神谷少年は同じ要領で5段目、6段目も折ってみました。それを見たブリルさんから褒めてもらえたのは、神谷少年にとっては結構嬉しい事だったのでした。

で、10年ほど時間が経ち、折紙少年は創作を始め、ブリルさんと再会しました。
ちょっとした移動中に話す機会があったので、そういえばと思い、「実は箱根のシンポジウムで……」と話してみたところ、さすがに覚えてはいなかったものの、あの時のクラスにいたのかと喜んでくれました。

というわけで、このブリルさんの富士山は、私にとってはちょっとした「思い出の作品」です。

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